ハーブを利用法はいくつかありますが、熱湯でハーブの有効成分を抽出する浸剤や煎剤は、ハーブティーと同じ作り方で最も簡単です。
ハーブティーとして飲んだり、化粧水やリンスを作ったり、さまざまな使い方ができます。
浸剤は、ティーポットにハーブと熱湯を入れて成分を抽出し、一方、煎剤は、鍋にハーブと水を入れて煮だしたものです。
花や葉などは浸剤が、枝や樹皮、種などは煎剤が抽出方法として向いています。
カレンデュラのインフュージョン(浸剤)はティーポットで作ります。
カレンデュラは抗炎症作用や保湿作用、皮膚を修復してなめらかにする働きがあり、インフュージョンは肌に潤いと栄養を与える化粧水として、日常のお手入れに使うことができます。
オイリーヘアにもドライヘアにも適したハーブで、髪にうるおいを与え、元気にします。
カレンデュラ浸剤(インフュージョン)の使い方
スキンケアに
カレンデュラのインフュージョンは、皮膚を修復し、潤いと弾力を与える働きがあり、特に乾燥肌や傷んだ肌向けの化粧水にになります。
クレンジングローションとしても適しています。
ニキビを減らす化粧水としても使うことができます。
ヘアケア―に
カレンデュラのインフュージョンをヘアリンスとして使用する、髪が元気になります。
ベタつく髪と頭皮に有効なだけでなく、パサパサの髪をしっとりさせる働きもあります。
ホームケアに
カレンデュラのインフュージョンは、やけど、かゆみ、しもやけ、ひび割れにも効くといわれています。
カレンデュラの浸剤(インフュージョン)の作り方
インフュージョンの作り方はハーブティーとほぼ同じですが、違うのは、熱湯を入れたら1時間ぐらいそのままにしておくこと。
ゆっくり時間をかけて、カレンデュラの有効成分が十分抽出させます。
このレシピの材料
カレンデュラ(ドライ) … 10~20g
水 … 500ml
所要時間:20分+1時間 保存期間:1週間
保存容器と用具
計量器
ティーポット
茶こし
保存容器(500ml用以上) ※ガラス瓶は煮沸消毒してから使用しましょう
※ティーバッグ用の不織布に入れて抽出すると、茶こしを使わなくていいので楽です。
作り方
- ティーポットにカレンデュラを入れ、熱湯を注ぎます。
- 蓋をして、1時間ぐらいそのままにします。
- 冷めたら、茶こしでこして、保存容器にうつします。
※浴室で使う場合は、割れてケガをしないよう、ガラス容器は避けましょう。
保存方法
冷暗所で1週間ほど保存可能です。