シナモンの効能と使い方|美容効果のあるハーブや植物

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「スパイスの王」と呼ばれるシナモンは、世界中で使われる人気のスパイス。

料理だけでなく、伝統および近代医学でも使われます。

古代エジプトでミイラの防腐剤として用いられるなど、太古の昔からその存在が知られていました。

インドやセイロンで栽培されるシナモンが最高級品といわれています。

シナモンは、樹皮を採取し、乾燥させたものが使用されます。

独特の香りを持ち、古代エジプトの薫香「キフィ(Kyphi)」にはシナモンが含まれていました。

現在でも、食品や香水などの香りづけに用いられます。

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料理や飲み物によく使われ、モロッコのお菓子にも欠かせないスパイスです。

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シナモンは口の中をリフレッシュし、口臭を消すのに有効で、伝統的に、パウダー状にして歯磨き粉にしたり、歯痛や歯周病の治療に使われてきました。

口臭を防ぐ働きでも知られ、アラブの一部の地域では、女性がシナモンスティックを歯の間につめて香りづけする習慣があったそうです。

シナモンの特徴

セイロンシナモン(Cinnamomum verum)はスリランカが原産といわれています。シナニッケイ(Cinnamomum cassia)は、中国南部が原産といわれ、中国、南アジア、東アジア(インド、インドネシア、ラオス、マレーシア、台湾、タイ、ベトナム)で広く栽培されています。

セイロンシナモンは、10mの高さにも達する常緑高木です。スパイスになる樹皮は褐色で、強い芳香があります。

学名:Cinnamomum verum
科名:クスノキ科
別名:桂皮
使用部位:樹脂
開花時期:春~夏
収穫時期:夏~秋

有効成分:
シンナムアルデヒド
ケイ皮酸エステル
ケイ皮酸
ルチン
カテキン
ケルセチン
精油(オイゲノール ほか)

シナモンの美容効果

シナモンは、抗酸化作用、抗炎症作用、抗菌作用などにすぐれ、肌や髪、頭皮のケアにも適しています。

シナモンに含まれるシンナムアルデヒドは、しみ、そばかすの生成を抑える働きがあるとされます。

血液の循環を良くする作用があり、皮膚組織の再生を促す効果が期待できます。

血行促進の特性から、痩せる効果も高いといわれています。

クレオパトラは、足のお手入れ用にネロリ、シナモンをスイートアーモンドオイルに混ぜた特製ブレンドオイルを使っていたといいます。

 

アラブのアイメイク「コホル」は、アンチモンの粉末にスパイスやナッツ類を混ぜて手作りすることもあり、これにもシナモンが用いられます。

シナモンの肌と髪への使い方

シナモンは、乾燥させた樹皮の粉末や精油という形で使うことができます。

ボディケア

シナモンの粉末をコーヒーや塩に混ぜてスクラブします。

コーヒーとシナモンのスリミングスクラブ
オレンジピールとシナモンのボディスクラブ

シナモンの効能

シナモンの樹皮は、フラボノイド(プロシアニジン、シンナムアルデヒド、ケイ皮酸エステル、ケイ皮酸)、ポリフェノール(ルチン、カテキン、ケルセチン)といった強い抗酸化作用を持つ成分を含んでいます。

そのため、シナモンは生活習慣病を防ぐのに役立つといわれています。

悪玉コレステロールを低下させ、心臓疾患のリスクを減らす働きも期待できます。

ウィルス感染を予防し、自然治癒力を高めるといい、風邪や流感のときに用いられます。

シナモンは吐き気にも効くといわれています。

 

 

 

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