クルミの効能と使い方|美容効果のあるハーブや植物

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クルミの実は紀元前7000年から食用されていたといわれ、古代から優れた効能で知られる植物です。

『千一夜物語』にもクルミが出てきます。

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ナッツ類のなかでも、オメガ3脂肪酸の含有量が多く、身体に良い食材として注目されています。オメガ3脂肪酸は、マグロ、イワシ、サバ、サンマといった青魚に多く含まれるDHA、EPAと同じ仲間の脂肪酸で、生活習慣病のリスクを下げる効果が期待されています。

クルミは抗酸化作用でもしられ、美容にも適しており、スキンケアやヘアケア製品に数多く使用されています。

クルミの特徴

アジアの山岳地帯が原産ですが、現在では世界中の温暖な地域で育ちます。北アフリカでもいたるところにみられます。

クルミは栽培されていますが、野生のクルミも地中海沿岸部に生息します。

クルミの木は高さ20mほどの大きな樹木です。樹皮は灰色で、かなり大きな濃い緑色の葉1枚か2枚は、楕円形の小葉を7~9枚からなります。

花は、雄花と雌花があり、雄花は前年の枝の上部にまとまってつきます。雌花は通常、新しい枝の先端に2組ずつつける。クルミは実のなかに入っています。

学名:Juglans regia L.
科名:クルミ科
使用部位:実、根、樹皮
開花時期:4月~8月上旬
収穫時期:実が熟したとき、樹皮と根は秋

有効成分:
オメガ3脂肪酸
フラボノイド
フェノール酸
ナフトキノン
ポリフェノール
メラトニン
ビタミン
ミネラル など

 

クルミの美容効果

クルミといえば実がよく知られていますが、葉にもフラボノイドなど抗酸化作用のある成分を含み、肌や髪の老化を遅らせ、健やかに保ちます。

クルミの葉の煎剤(インフュージョン)はフェイスローションとして使用でき、肌をなめらかにします。

このインフュージョンは、あらゆる皮膚病、皮膚の炎症の治療薬となるといわれています。

葉を粉末にしたマッサージはスクラブ効果があり、古い角質を取り除きます。

クルミの実のインフュージョンは、ヘアケアに適しています。

このインフュージョンは、茶色の髪に明るい輝きを与え、ヘアカラーとしても使われます。

発汗抑制効果もあり、過剰発汗を防ぎ、皮脂分泌を正常化します。

また、クルミは血行を促進し、むくみを解消する働きもあるといわれています。

モロッコでは、クルミの樹皮を細い千切りにし、美しい歯のケアに使います。

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クルミの肌と髪への使い方

クルミの実は、粉末、もしくは水につけて有効成分を抽出したりして、使うことができます。

クルミの葉は、熱湯で煎じたインフュージョンルを肌や髪につけたりして、使うことができます。

ヘアケア

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クルミの効能

クルミは、オメガ3脂肪酸のほか、抗酸化作用のあるポリフェノールやメラトニンが豊富です。

さらに、ビタミンやミネラル、食物繊維などの成分も含んでいます。

クルミに含まれるオメガ3脂肪酸は、心臓血管疾患や糖尿病などの予防するといわれています。

 

 

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