美と幸運を手に入れるモロッコの“おまじない”

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北アフリカのモロッコやチュニジア、アルジェリアなどの国では、投げかけられた視線ひとつで、幸運か悪運かに大きく左右されると信じられています。

歓迎のまなざしは、幸福をもたらし、美しさを与えてくれますが、敵意と嫉妬の視線は、なんとしても避けなければなりません。

そこで、悪い視線から身を守る象徴「ファティマの手」を、首の周りなどにつけます。

「ファティマの手」のペンダントやイヤリングはポピュラーで、モロッコなどでたくさん売っています。

また、意地悪な人の仕業で、運命がゆがめられ、恋愛を遠ざけられるとの考えもあり、素敵な恋にめぐりあいたい女性は、貝かクローブの首飾りを身につけるそうです。

クローブ:乾燥を防いで肌を潤し髪を元気に
美容大国モロッコの手作り化粧品の材料となる植物の紹介です。クローブには強力な殺菌力があり、鎮痛作用もすぐれ、特に歯痛を鎮めます。口臭防止、口腔の炎症や口内炎に有効です。肌の乾燥を防ぎ、皮膚炎や吹き出物を解消し、髪をいきいき元気にする効果も。

“おまじない”ではないのですが、セクシーなムードを盛り上げる食材というものがあります。

アラブの国々では、ザクロの果皮、アーモンド、唐辛子、トリュフなど。

ザクロ:リップふっくり幸運をもたらす赤い果実
美容大国モロッコの手作り化粧品の材料となる植物の紹介です。ザクロは幸福をもたらすといわれ、胃や心臓の病気に効果があります。喉の渇きをいやし、消化を促進する働きも。ザクロの果皮は、粘膜を温め、ふっくりさせる作用があり、口紅として用いられます。
アーモンドミルクの手作りコスメでなめらか肌に
美容大国モロッコの手作りコスメ、アーモンドのミルクとパウダーを材料にしたクレンジングやパックを紹介します。アーモンドは炎症やかゆみを癒し、保湿効果も期待できます。ガスールや牛乳を加えたパックに。健康ドリンクのアーモンドミルクの簡単な作り方も。

ザクロの果皮は、高揚感を高めることで知られています。
アーモンドは、女性の性器の形に似ていることから、多産のシンボルとされています。
唐辛子は、天使ガブリエルがモハメットに勧めたとの伝説があります。
トリュフは、高級食材の代表格で、北アフリカの原住民族ベルベルの間で知られていました。

はちみつとハリッサ(アリッサ)、トリュフのソテーは、官能的な誘惑を成功させる“媚薬”になるとか。

トリュフに刺激作用があることを証明したのは、ヨーロッパ医学や哲学に大きな影響を与えた、アラブ人の医師アヴィセンナなのだそうです。

古代のエジプトやローマ人、ベルベル人が食べていたトリュフは、主に砂漠に自生するトリュフで、30種類あるトリュフのうちのひとつ。

このトリュフは、「terfez」と呼ばれ、日本語では「イモタケ」という種類のようです。

さて、そのソテーの作り方。

官能的なトリュフのソテー

勝負の日にお試しを!

 このレシピの材料 

トリュフ(イモタケ) … 適量
オリーブオイル … 少量
生クリーム … 適量
ハリッサ(チュニジアのアリッサ) … 少々
塩・こしょう … 少々
ローリエ(葉) … 1~2枚
はちみつ … 少々

 作り方 

  1. フライパンを火にかけ、オリーブオイルでトリュフを焼きます。
  2. 焦げ目がついたら、お皿に盛ります。
  3. 同じフライパンに、生クリーム、ハリッサ、ローリエの葉、はちみつを入れ、ソースを作ります。
  4. 塩・こしょうで味を調えます。
  5. このソースをトリュフにかけます。

 

月桂樹(ローリエ):オイリー肌や炎症の悩みに
美容大国モロッコの手作りコスメの材料となる植物の紹介です。料理でよく使用されるローリエの葉。スパイシーな甘くすっきりした香りが特徴で、オイリー肌に向き、ニキビや湿疹、かゆみを鎮める作用があります。シャンプーやヘアトニックにも適し、フケを予防。
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