ブルーマロウの効能と使い方|美容効果のハーブと植物

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ブルーマロウは、和名がウスベニアオイのハーブです。

ハーブティーとして人気があり、お湯を注ぐと、鮮やかな青色になり、そこにレモンを浮かべるとピンク色に変色します。

昔から民間療法で用いられていたハーブで、風邪、咳、扁桃炎、気管支炎、消化不良、皮膚炎、傷など、さまざまな感染と病気を治療するのに使われてきました。

ムシレージ(mucilage)と呼ばれる粘性物質を含み、軟化特性があることから、古代ローマ人や古代ギリシャ人は、柔軟剤として使っていました。

ブルーマロウの葉と花には、抗酸化作用や抗炎症作用、創傷治癒作用など、複数の効能が科学的に証明されています。

ブルーマロウの特徴

ブルーマロウは、北アフリカ、ヨーロッパ、南西アジアに生息し、沼地、溝、海、川岸といった湿った場所に育ちます。

60~200cmの草丈になる多年草で、夏に赤紫色の花を咲かせます。

学名:Malva sylvestris
科名:アオイ科
別名:ウスベニアオイ
使用部位:花、葉、根
開花時期:5月~9月初旬
収穫時期:夏

有効成分:
フェノール類
フラボノイド
テルペノイド
ムシレージ(粘液質)
ビタミンC・E
脂肪酸(オメガ3、オメガ6)など

ブルーマロウの肌と髪への美容効果

ブルーマロウの葉と花は、抗酸化作用、抗菌作用、創傷治癒、抗炎症作用などが認められています。

そのため、ブルーマロウは、スキンケア、ヘアケア、アイケア、口腔ケアに適しています。

スキンケアでは、乾燥を防いで保湿し、皮膚トラブルを鎮め、老化を遅らせるといった効果が期待できます。

ブルーマロウの葉と花に含まれるムシレージ(粘液質)は、粘膜を癒して守り、なめらかな肌を保ってくれます。

このムシレージとフラボノイドは、外傷から皮脂膜を保護して修復する働きがあります。

ブルーマロウのインフュージョン(浸剤)は、スキンケア、ヘアケア、アイケア、口腔ケアなどに活用できます。

ブルーマロウを植物油につけこんだインフューズドオイルは、傷の手当てや日焼け後の傷んだ肌に適しています。

炎症を起こして赤くなった目は、ブルーマロウのインフュージョンですすぐと症状がやわらぎます。

 

ブルーマロウを使った手作りコスメのレシピ

ブルーマロウの肌と髪への使い方

ブルーマロウは、葉と花の部分の生かドライハーブで使うことができます。

ブルーマロウの花の生かドライハーブは、ハーブティーとして飲んだり、熱湯で煎じたインフュージョンや、オイルに漬けたインフューズドオイルを肌や髪につけたりして、使うことができます。

スキンケア

ブルーマロウの葉と花のインフュージョン(浸剤)は、乾燥肌や傷んだ肌を修復して保湿する化粧水になります。

ブルーマロウとジャーマンカモミールの保湿ローション

ヘアケア

ブルーマロウの葉と花のインフュージョン(浸剤)のヘアリンスは、ドライヘアや傷んだ髪に栄養を与え、コシのある髪にする効果が期待できます。

傷んだ髪を修復するリンス

ヘルスケア

ブルーマロウのインフューズドオイルは、傷の手当てに有効です。

傷にブルーマロウのインフューズドオイル

インフュージョンは目のケアに役立ちます。

目のかゆみや充血を改善するブルーマロウの湿布

インフュージョンはマウスウォッシュになります。

口内炎や歯の根元の露出を改善するマウスウォッシュ

ブルーマロウの効能

ブルーマロウの葉と花は、強力な抗酸化作用、抗菌作用、創傷治癒作用、抗炎症作用、肝臓保護作用などが認められています。

ブルーマロウの葉と花に含まれる粘液質(ムシレージ)は、粘膜を癒して守る働きがあり、喉の痛みや腫れ、胃炎、膀胱炎、下痢などを緩和するのに役立ちます。

ただし、妊娠中の人や、医師の治療を受けている人は、使用を控えるか、専門家に相談するのが望ましいとされます。

 

 

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