乾燥しがちな気候のモロッコでは、肌の水分の蒸発を防ぎ、潤いを与えるケアが欠かせません。
スキンケアの基本となるのが、保湿効果が高いハーブの手作りローションです。
今回は、乾燥肌や傷んだ肌を修復する効果が期待できる、ジャーマンカモミールとブルーマロウのインフュージョン(浸剤)の化粧水を紹介します。
インフュージョンは、熱湯でハーブの有効成分を抽出した浸剤です。ハーブティーとして飲んだり、化粧水やリンスを作ったり、さまざまな使い方ができます。
ジャーマンカモミールやブルーマロウのような花や葉のインフュージョンは、ティーポットにハーブと熱湯を入れて成分を抽出して作ります。作り方はほぼハーブティーと同じです。
ジャーマンカモミールは昔から皮膚トラブルを改善するハーブとして知られ、特に乾燥肌やダメージ肌のスキンケアに適しています。
抗酸化作用と抗炎症作用に優れ、肌の荒れを改善し、赤みや湿疹を鎮め、紫外線などによるダメージを修復します。
皮膚細胞を再生する作用があり、健やかな肌を保つのに役立ちます。
ブルーマロウの葉と花も、抗酸化作用、抗炎症作用などが認められていて、乾燥を防いで保湿し、皮膚トラブルを鎮め、老化を遅らせる働きがあります。
ムシレージと呼ばれる粘液質を含み、創傷治癒作用が高く、皮脂膜を保護して修復し、なめらかな肌をよみがえらせるのに役立ちます。
ジャーマンカモミールとブルーマロウのインフュージョンは、日常のお手入れに使いたいローションです。
このレシピの材料
ブルーマロウ … 2~5g
ジャーマンカモミール … 2~5g
水 … 250ml
所要時間:20分+1時間 保存期間:1週間
保存容器と用具
計量器
ティーポット
茶こし
保存容器(250ml用以上) ※ガラス瓶は煮沸消毒してから使用しましょう
※ティーバッグ用の不織布に入れて抽出すると、茶こしを使わなくていいので楽です。
作り方
- ティーポットにジャーマンカモミールとブルーマロウを入れ、熱湯を注ぎます。
- 蓋をして、1時間ぐらいそのままにします。
- 茶こしでこして、保存容器にうつします。
使い方
洗顔後、化粧水として使います。
保存方法
冷暗所で1週間ほど保存可能です。