インフューズドオイルは、ハーブをオイルに漬けて成分を抽出したハーブオイル、浸出油です。
ハーブを植物性のオイルに漬けるだけなので、料理の調味料として手作りレシピが紹介されていますよね。
このインフューズドオイルは、お肌や髪のお手入れにも使うことができます。
ハーブを漬けるオイルは、オリーブオイルなどがよく使われまが、「モロッコの黄金」と呼ばれるアルガンオイルにハーブを漬けると、極上のインフューズドオイルができあがります。
アルガンオイルは、保湿効果が高く、透明感と弾力のある美しい肌を保つ万能オイル。
食用のアルガンオイルにハーブを漬けて、インフューズドオイルを作ることができます。
フィーバーフューとセントジョーンズワートをアルガンオイルに漬け込んだインフューズドオイルは、傷んだ肌をよみがえらせる効果が期待できます。
特に日焼け後のお手入れに、このインフューズドオイルは適しています。
フィーバーフューは、マトリカリアとも呼ばれるナツシロギク。
頭痛や発熱などに効くハーブといわれ、伝統療法に用いられてきました。
外用では、皮膚細胞の損傷を修復し、炎症を鎮める働きで知られています。
セントジョーンズワートは、傷ややけどに有効で、皮膚トラブルにも適したハーブです。
日焼けによる水ぶくれや炎症を防ぎ、赤くはれるのを緩和するとされます。
フィーバーフューとセントジョーンズワートのインフューズドオイルは、肌ダメージを回復させ、うるおいを取り戻すのに役立ちます。
適応
・乾燥肌
・日焼け後
・肌荒れ
ただし、日焼け止めではないので、つけた後に肌を露出しないよう気をつけてください。
フィーバーフューとセントジョーンズワートのオイルの作り方
フィーバーフューとセントジョーンズワートの生かドライの花をアルガンオイルに漬けて成分を抽出します。
ハーブの上のラインまでアルガンオイルを注いていきます。
蓋をして2週間ほど日当たりのいい場所においておくと、赤いインフューズドオイルができあがります。
保存は遮光ガラス容器に。
このレシピの材料
セントジョーンズワート … 4gぐらい
フィーバーフュー … 4gぐらい
アルガンオイル … 60ml
所要時間:20分+2週間 保存期間:3~6ヶ月
保存容器と用具
計量器
密閉ガラス容器(30ml以上) ※ガラス瓶は煮沸消毒してから使用しましょう
保存用遮光瓶(30ml以上)
作り方
- ガラス容器の半分ぐらいまで、セントジョーンズワートとフィーバーフューを入れます。
- アルガンオイルをハーブより1~2㎝上のラインまで注ぎ、蓋をします。
- 日当たりのいい窓辺などに、2週間おきます。1日1回、瓶を上下して中身をまぜます。
- ガーゼなどでオイルを濾し、ハーブを取り出します。
- 保存用の遮光ガラス瓶にオイルをうつします。
使い方
日焼けした部分などにつけます。
保存方法
冷暗所で約3~6ヶ月程度、保存可能です。なるべく早く使いきりましょう。