いちじくと卵黄は、健康を維持する優秀な食材。
身体にいいだけでなく、美容効果が高く、肌や髪のお手入れにも適しています。
今回は、いちじくと卵黄にローズウォーターを混ぜ合わせた、ダメージヘア向けのヘアパックを紹介します。パサパサ髪に潤いを与え、なめらかにする効果が期待できます。
いちじくは”不老長寿の果物”といわれ、昔から薬用として栽培されてきました。
いちじくはカリウム、カルシウム、鉄、マグネシウムといったミネラル、そしてビタミンB・C・Eといった栄養がバランスよく含まれ、肌と髪のお手入れに適しています。
いちじくの赤い果肉には、毛細血管の健康を強化することでしられるアントシアニンの含有量が多く、ヘアケアにおいては、頭皮を健やかな状態に保ち、育毛の促進する働きがあるといわれています。
保湿力にもすぐれ、髪にうるおいを与え、しっとりサラサラに仕上げます。
卵黄とローズウォーターをプラスして
たんぱく質、ビタミン、ミネラルが豊富な卵黄は、髪の成長と健康を促す効果があるという研究結果が示されています。
卵黄に含まれるビタミンのうち、ビオチン(ビタミンH)は、育毛促進の働きがあります。
卵黄のヘアパックは、ダメージヘアを修復し、柔らかでコシのある、輝いた髪をよみがえらせます。
3つめの材料は、モロッコ美容に欠かせないローズウォーター。
ローズウォーターは、バラの精油を抽出するときにできる蒸留水で、バラの産地のモロッコでも製造されています。
ローズウォーターは、頭皮の健康を維持するのに役立ちます。
マイルドな収れん作用により、頭皮の過剰な皮脂やフケを取り除き、抗炎症作用で皮膚トラブルを改善する働きが期待できます。
また、パサパサ広がる髪を抑えたり、寝ぐせやくせ毛を直したりするときに、ローズウォーターが役立ちます。
いちじくと卵黄とローズウォーターのパックの材料と作り方
このレシピの材料
卵黄 … 1個
イチジク … 1個
ローズウォーター … 小さじ1~3☆分量は髪の長さに合わせて調整してください
所要時間:20分 保存期間:1日
保存容器と用具
ボウル(小)
計量スプーン
作り方
- ボウルにいちじくを入れ、フォークなどでつぶします。
- 卵黄を加え、よく混ぜ合わせます。
- ローズウォーターを少しずつ注ぎ、混ぜながら、クリーム状にします。
使い方
- 洗髪後、これを髪につけ、頭皮をマッサージします。
- 20分ほどパックします。
- ぬるま湯で流します。
保存方法
1回で使い切りましょう。
卵黄を使ううえでの注意点
卵アレルギーがある場合は、皮膚反応を引き起こす可能性があります。卵アレルギーではなくても、かゆみや赤みといった反応がでる場合があるので、そのときは使用を止めましょう。
生卵を食する日本では、サルモネラ菌の汚染率が極めて低いのですが、海外で卵を肌や髪につけるときは、品質の良い卵を選び、清潔な場所で使うようにしましょう。
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