ベタつく肌にスキムミルクとハーブの拭き取りローション

スポンサーリンク
スポンサーリンク

モロッコ美容では、乳製品をクレンジングに使う習慣があります。

今回は、スキムミルク(脱脂粉乳)を使ったハーブのクレンジングローションの作り方を紹介します。

ベタつきがちな肌にも向く、朝晩の拭き取り化粧水です。

牛乳などのミルクがクレンジングとして用いられる理由は、古い角質を取り除き、肌のターンオーバーを促すといわれるアルファヒドロキシ酸(AHA)の一種である乳酸が含まれているから。

牛乳に含まれる乳酸に強力なクレンジング効果があるという科学的研究はいまのところありませんが、穏やかなピーリング作用で、肌が柔らかくなめらかな感触になると報告されています。

スキムミルクは脱脂粉乳とも呼ばれ、生乳や牛乳から乳脂肪分と水分を取り除き、粉状にしたものです。牛乳に比べて、たんぱく質とカルシウムが多く、低カロリー。

水に溶かすと牛乳の代わりになりますが、スキムミルクは脂肪分が少ないため、ベタつきが気になる肌におすすめです。

牛乳を使った手作りコスメのレシピ

ラベンダーとバラの花びらをプラスして効果をアップ

スキムミルクのローションと組み合わせるのは、肌の汚れを除去するクレンジング作用のある2つのハーブ、ラベンダーとバラです。

ラベンダーはさまざまな効能で知られていますが、皮膚を洗浄し、毛穴の汚れを落とす働きがあり、皮膚細胞を引き締め、きめ細やかな肌にしあげます。

ラベンダーの効能と使い方|美容効果のあるハーブや植物
モロッコ美容で使う植物を紹介。ラベンダーは古代からさまざまな症状に使用されていました。多くの効能が科学的に実証されています。抗炎症作用があり、乾燥による肌荒れや湿疹などの皮膚トラブルを改善します。抜け毛を防ぎ、髪の成長を助ける働きも。

また、モロッコ美容に欠かせないバラの花びら、ローズペタルも、毛穴の汚れを取り除き、なめらかな肌にする効果があります。

ローズの効能と使い方|美容効果のあるハーブや植物
モロッコ美容で使う植物を紹介。繊細な香りのローズは美容と癒しに優れた「花の女王」。保湿力に優れ、乾燥から肌を守り、きめの細かい美肌を作ります。強い抗酸化作用を持つ成分を含み、アンチエイジングに役立ちます。頭皮を健やかに保つ働きもあります。

ラベンダーとバラの花びらのインフュージョン(煎剤)に、粉末のスキムミルクを混ぜるだけで、やさしい香りのオイリー肌向きふきとり化粧水ができあがります。

ラベンダーとローズのスキムミルク化粧水の材料と作り方

 このレシピの材料 

ラベンダー … 小さじ1/2
バラのつぼみか花びら(ローズレッドペタル) … 小さじ1/2
スキムミルク … 小さじ1
水 … 70ml

所要時間:20分  保存期間:5日

 保存容器と用具 

計量器
小鍋
茶こし
保存容器(100ml用以上)  ※ガラス瓶は煮沸消毒してから使用しましょう

※ティーバッグ用の不織布に入れて抽出すると、茶こしを使わなくていいので楽です。

 作り方 

  1. 鍋にラベンダーとバラのつぼみか花びら、水を入れて、中火にかけます。
  2. 沸騰直前で火からおろし、そのままにして冷まします。
  3. 茶こしなどでこし、保存容器にうつします。
  4. スキムミルクを加え、よく混ぜます。

 使い方 

化粧を落とした後、このローションをコットンにふくませ、ふきとるように汚れを落とします。

 保存方法 

冷蔵庫で5日間保存が可能です。

 

牛乳を使ううえでの注意点

乳糖不耐症や牛乳アレルギーがある場合は、かゆみ、発疹、じんましんなどの皮膚反応を引き起こす可能性があります。

安全に手作りコスメを作るために知っておきたいこと

 

こちらもチェック
牛乳で作るクレンジングローションの効能と注意点
牛乳はモロッコ美容の手作りコスメでもポピュラーな食材。肌の汚れを落とすクレンジングとして、牛乳やヨーグルトといった乳製品がよく使われます。太古の昔からミルクはスキンケアに用いられてきましたが、牛乳にはどのような美容効果があるのでしょうか。