アニスは、種子のような果実をつけ、そのアニスシードがスパイスとして使われます。
アニスシードは古代エジプト時代にミイラを作る際の消臭に使われ、古代ギリシャでは薬草として用いられてきました。
ヨーロッパでは、中世時代に栽培がはじまり、アニスが使用されていました。
現在でも、美容業界では、歯磨き粉や口腔衛生製品、傷のクリームや手荒れ用クリームなどに使用されています。
アニスシードには、健胃、駆虫、鎮痛、目の疲れや炎症を鎮める作用などがあります。

ハーブの疲れ目ケアで眼精疲労と目のトラブルを解消
テレワークが増え、眼精疲労に悩む人が増えています。ハーブなどを利用した、自宅でできる疲れた目ケアの紹介です。ハーブのなかには目のトラブルを改善するものも存在します。ハーブの自然な香りは、目の疲れだけでなく、ストレスも減らす効果が期待できます。

ハーブの手作りコスメで目の下のクマやたるみを解消
パソコンなどによる目の疲れ、自粛生活の運動不足やストレスは、目の下のクマやたるみの原因にも。目のトラブルを改善するハーブやモロッコの粘土ガスールを利用して、疲れた目と目元のケアを!ハーブやガスールを材料にした自然派手作りコスメを紹介します。
傷を回復させる働きでも知られています。
アニスシードの煎剤(インフュージョン)を傷口に温湿布すると。治りが早まります、
また、傷んだ皮膚をなめらかにする働きがあり、このインフュージョンは皮膚の小さな炎症にも効果があります。
アニスシードの粉末に、木炭の粉末とレモン汁を少し加えて作る歯磨き粉は、歯の汚れを落とし、白くします。
口臭を消す効果もすぐれているといわれています。
学名:Pimpinella anisum L.
科名:セリ科
使用部位:葉と実
開花時期:7月~8月
収穫時期:7月~9月
原産と生息地
中東の地中海沿岸と北アフリカに生息する一年草の植物だが、現代では、トルコ、ブルガリア、ロシア、インドなどで商業用に多く栽培されている。
こちらもチェック

お茶文化を大切にするアラブの人気ハーブティー
お茶はアラブ地域の重要な文化。昔からハーブやスパイスは医療や料理に使われ、いまでもさまざまなハーブを日常的に楽しんでいます。ハーブティーは身体の不調だけでなく、精神のバランスを整える働きがあります。モロッコで人気の美と健康にいいお茶を紹介。