ベタつく髪や頭皮は、皮脂分泌を調整する作用があるハーブを使ったヘアケアで改善することができます。
今回紹介するのは、オイリーなヘアと頭皮向けのセージのビネガーリンスです。
セージをお酢に漬けて作ったビネガーのリンスは、ベタついた頭皮をさっぱりさせ、髪のごわごわ感を少なくします。
セージは昔からヘアリンスとして使われていた歴史があり、発汗を抑える作用は科学的に実証されています。
セージはヘアケアにも適していて、頭皮の過剰な皮脂分泌を抑え、髪や皮膚のトラブルを改善し、健やかに保つのに役立ちます。
また、殺菌作用もあり、頭皮と髪の汚れを落とし、清潔にします。
お酢(ビネガー)に健康効果があることはよく知られていますが、肌と髪のお手入れにも利用することもできます。
お酢は、頭皮の皮脂のバランスを整え、頭皮の健康を向上するといわれ、ヘアケアとしては、お湯で薄めて洗髪後の髪をリンスする方法がおすすめです。
お酢のリンスは、次のようなメリットが期待できます。
・切れ毛や枝毛を修復し、強く丈夫な髪にする
・ソフトでツヤのある髪にする
・抜け毛が減らし、育毛を促進する
・フケを減らす
・頭皮の状態を改善し、乾燥やかゆみ、炎症を緩和する
・頭皮の汚れやヘアスタイリング剤、毛根に詰まった皮脂の汚れを取り除く
ただし、お酢のリンスは必ず10倍以上に薄めて使用すること。酢が濃いと刺激が強過ぎて、頭皮を傷めてしまいます。
酢リンスは毎日使っても害はありませんが、週2~3回ほどで十分です。
セージビネガーは、ふき取りローションとして使用することもできます。
このレシピの材料
セージ … 5~10g
リンゴ酢 … 200ml
所要時間:10分+10日
保存容器と用具
計量器
密閉ガラス容器(200ml以上) ※アルコール消毒してから使用しましょう
保存容器
※浴室で使う場合は、割れてケガをしないよう、ガラス容器は避けましょう。
作り方
- セージを密閉ガラス容器に入れ、リンゴ酢を注ぎます。
- 蓋をして、直射日光のあたらない暗室に10日間おきます。
- ときどき瓶を上下して、中身を混ぜ合わせます。
- ガーゼなどでこしてセージを除き、保存容器にうつします。
使い方
- シャンプー後、洗面器のお湯を1リットル入れ、セージビネガーを大さじ1弱(10〜15ml)加えて混ぜます。
- 洗面器に頭を入れ、ビネガーリンスを手ですくって髪全体になじませ、頭皮をマッサージします。
- 洗面器に残ったビネガーリンスを頭にかけ、5〜10分放置します。
- 髪をお湯でしっかりすすぎます。
保存方法
冷暗所で2週間ほど保存可能です。