太古の昔から、スキンケアに使われてきた動物のミルク。
古代エジプトや古代ローマ時代にはロバのミルクでしたが、その後、牛乳が広く用いられるようになりました。
そして近年、注目されているのが、大豆を主原料とした豆乳です。
豆乳は、大豆を水に浸してすりつぶし、水を加えて煮詰めた汁を濾した乳状の飲み物。植物性たんぱく質、ビタミン、ミネラルが豊富で、健康飲料として人気です。
豆乳は飲むだけでなく、スキンケアにも適しています。
豆乳には、抗酸化作用のあるビタミンE、保湿効果を高めるリノール酸やリノレン酸といった不飽和脂肪酸が含まれ、肌の老化を遅らせ、乾燥を防いでうるおいを与える効果が期待できます。
もうひとつ、豆乳が肌にいい理由は、サポニンが含まれていること。
サポニンは、ラテン語で石鹸を意味する「サポ」が名前の由来で、水に溶かしてよく混ぜると石鹸のように泡立つため、天然の界面活性剤といわれています。
古代エジプト人は、サポニンを含む植物から作られた石鹸のようなもので体を洗っていたという記録も残っているのです。
サポニンを含む豆乳は、肌の汚れを落とすクレンジングとして使うことができます。
ブルーマロウをプラスして傷んだ肌に
ブルーマロウは、皮脂膜を保護して修復する作用があり、乾燥肌やダメージ肌を改善に役立ちます。
保湿効果も高く、肌にうるおいを与える働きでも知られています。
ブルーマロウを豆乳で煎じて作ったクレンジングローションは、さっぱりした使い心地です。
ブルーマロウと豆乳の拭き取りローションの材料と作り方
このレシピの材料
豆乳 … 50ml
ブルーマロウ … 小さじ1
所要時間:30分 保存期間:5日
保存容器と用具
計量器
小鍋
茶こし
保存容器(50ml用以上) ※ガラス瓶は煮沸消毒してから使用しましょう
※ティーバッグ用の不織布に入れて抽出すると、茶こしを使わなくていいので楽です。
作り方
- 鍋に豆乳とブルーマロウを入れて、中火にかけます。
- 沸騰直前で火からおろし、そのままにして冷まします。
- 冷蔵庫で1日おきます。
- 茶こしなどでこし、保存容器にうつします。
使い方
化粧を落とした後、牛乳ローションをコットンにふくませ、ふきとるように汚れを落とします。
保存方法
冷蔵庫で5日間保存が可能です。