カルダモンの効能と使い方|美容効果のハーブと植物

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カルダモンは「スパイスの女王」と呼ばれ、古代から使われてきた代表的なスパイスのひとつです。

種子を乾燥させたカルダモンは、ピリッとしたレモンのような味が特徴。

エキゾチックな料理には欠かせないスパイスで、モロッコ料理はもちろん、中東やインドなどのさまざまなメニューの調味料として使われます。

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カルダモンは親愛のシンボルでもあり、エジプトやトルコなどの中東の国では、コーヒーの香りづけに用います。

カルダモンの特徴

インドが原産といわれていますが、世界中で栽培されています。

カルダモンは多年草で、2メートルの高さにも達し、黒い種が入った実を枝につけます。

学名:Elettaria cardamomum
科名:ショウガ科
使用部位:種子
開花時期:6月~7月
収穫時期:9月~11月

有効成分:
フェノール類
タンニン
テルペノイド
フラボノイド
アントシアニン など

カルダモンの肌と髪への美容効果

カルダモンは、フラボノイドやタンニン、アントシアニンなど強力な抗酸化作用のある成分を含み、肌と髪、頭皮の老化を遅くして、健やかに保ちます。

殺菌作用にすぐれ、肌を引き締める働きでも知られます。

ただ、フェノール類を含むため、皮膚につけると稀に刺激を感じることがあります。パッチテストをしてから使用しましょう。

また、リラックス効果も期待でき、不安を軽減し、心を落ち着かせるといわれています。

カルダモンは口臭予防にも役立ち、口腔ケアに適しています。

カルダモンの肌と髪への使い方

カルダモンは果実のドライハーブ、精油という形で使うことができます。

カルダモンのドライハーブは、ハーブティーとして飲んだり、熱湯で煎じたインフュージョンや、オイルに漬けたインフューズドオイルを肌や髪につけたりして、使うことができます。

カルダモンの効能

カルダモンは、抗酸化作用、抗炎症作用、抗がん作用、利尿作用、抗菌作用、抗ウイルス感染作用、抗真菌作用などが認められています。

消化器官のトラブルを改善することで知られ、食欲を増進し、唾液や胃液の分泌を促して消化を促進します。

腸内に溜まったガスも取り除く駆風作用にもすぐれています。

肝臓を保護し、血圧を下げ、血糖値を正常にする働きもあります。

また、咳や痰を抑え、発汗作用があり、風邪のひき始めにも適しています。

さらに、強壮作用があり、精神面を刺激して元気にする働きがあるといわれています。

 

 

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