おなじみのきゅうりは、スキンケアにも適した野菜で、モロッコ美容の手作りコスメの優れた材料のひとつです。
きゅうりには、刺激による赤みを軽減する働きがあることで知られています。
今回は、顔の赤みを薄くし、透明感のある肌にする効果が期待できるきゅうりと牛乳のローションの作り方を紹介します。
きゅうりの美容効果とは?
きゅうりは肌のお手入れにも優秀な野菜で、手作りコスメに使われる天然原料のひとつです。
きゅうりには、冷却作用と抗炎症作用があり、日焼けや炎症などによって起きる赤み(発赤)、虫刺され、発疹による痛みなどを和らげます。
また、約96%が水分のきゅうりは、肌の水分補給を助けるために使うことができ、肌に潤いを与えるのに役立ちます。
ただ、きゅうりに含まれるソラレンには、紫外線の感受性を高める作用があります。きゅうりのスキンケアをした後に紫外線を浴びると、シミができやすくなるといわれているので、気をつけましょう。
きゅうりが自分の肌に合っているかどうかわからない場合は、皮膚科医など専門家に相談してください。
牛乳の美容効果とは?
牛乳は手作りコスメでよく使われる材料です。
太古の昔から、ロバの乳や牛乳は、日焼けや皮膚の炎症などを民間療法として使用されてきました。いまのところ決定的な科学的証拠はありませんが、牛乳は肌の火照りを鎮め、赤みを抑える効果が期待できます。
牛乳には、アルファヒドロキシ酸(AHA)の一種である乳酸が含まれています。AHAは、古い角質を除去し、皮膚細胞の再生を促す働きがあります。
また、肌をなめらかにする乳脂肪と、穏やかなビーリング作用がある乳酸により、牛乳は肌を乾燥から守り、潤いを与えるのに役立ちます。
ただ、乳糖不耐症や牛乳アレルギーがある場合は、かゆみ、発疹、じんましんなどの皮膚反応を引き起こす可能性があります。
きゅうりと牛乳の化粧水の材料と作り方
このレシピの材料
きゅうり … 1/4本(みじん切りで大さじ2ぐらい)
牛乳 … 60ml
所要時間:20分+半日 保存期間:1週間
保存容器と用具
保存容器(100ml用) ※ガラス瓶は煮沸消毒してから使用しましょう
計量カップ・スプーン
小鍋
作り方
- きゅうりをみじん切りにします。
- ガラス瓶にきゅうりを入れ、牛乳を注ぎ、蓋をします。
- 冷蔵庫に入れて半日おきます。
- キッチンペーパーなどで濾してきゅうりを取り出し、保存用のガラス瓶にうつします。
使い方
洗顔後、化粧水として朝晩お手入れを。
保存方法
冷蔵庫で1週間保存可能です。
電子書籍『モロッコ美容 1日使い切り手作りコスメ』でも紹介