モロッコ美容は食材で手軽にお手入れできるレシピが豊富。
食べて美味しいきゅうりは、モロッコ美容の手作りコスメの材料としても欠かせない野菜のひとつです。
きゅうりは、日本でもおなじみの野菜。モロッコでもサラダなどにもよく登場します。
きゅうりにはビタミンCや葉酸などの抗酸化物質や栄養素が含まれ、食べて身体の栄養になるだけでなく、直接つけて肌を健やかに保ってくれます。
ビタミン、ミネラル、その他の栄養素が豊富なきゅうりは、さまざまな面でお肌に役立つ天然成分のひとつです。
きゅうりがお肌にどのような効果があるのでしょうか? この記事では、そのメリットの一部をご紹介していきます。自家製のきゅうりのコスメ作りの参考にしてくださいね。
きゅうりのスキンケアの効能
きゅうりは、ビタミンCや葉酸などの抗酸化物質だけでなく、抗炎症作用も備えているため、肌を落ち着かせ、むくみや赤みを軽減し、老化を遅くするといった働きがあります。
むくみを軽減
きゅうりには皮膚の腫れやむくみを軽減する作用があると報告されています。海外のドラマや映画などで、目の上にきゅうりのスライスをのせてパックする姿を見ることがありますよね。きゅうりは腫れぼったいまぶたや目の下のくまを改善するといわれています。冷やしたきゅうりのスライスまたはキュウリのジュースは、むくんで疲れたように見える肌をスッキリさせるのに役立ちます。
水分を補給
きゅうりは96%が水分です。水だけでは肌に潤いを与えるのに十分ではありませんが、きゅうりから抽出される汁(エキス)には、肌を保湿して落ち着かせるとされています。
刺激の鎮静
きゅうりは冷却作用と抗炎症作用で知られ、皮膚の刺激を和らげます。日焼け、虫刺され、発疹による痛みや痒みを抑え、赤みを軽減するのに役立ちます。
毛穴の引き締め
きゅうりは、肌の汚れを落とし、毛穴を引き締める働きがあるといわれています。にきびの発生を防ぎ、肌のきめを整えるといった効果が期待できます。
エイジングケア
きゅうりには、ビタミンCと葉酸の抗酸化成分が含まれていて、しわを予防する作用があるとされています。ビタミンCは新しい細胞の生成に欠かせない成分で、紫外線により産生される活性酸素を抑える働きもあります。葉酸は、肌の老化を早めたりする血中の毒性アミノ酸の一種ホモシステインを排除する役割を持ち、新陳代謝を高めてダメージを受けた肌を回復させる作用があります。こうした成分のおかげで、きゅうりは老化を遅くし、健康的な肌を保つのに役立ちます。
きゅうりには注意点も
スキンケアに優れているきゅうりですが、注意も必要です。
きゅうりに含まれるソラレンには、紫外線の感受性を高める作用があります。きゅうりの化粧水やパックなどを使用した直後に紫外線を浴びると、シミができやすくなるといわれています。
きゅうりが自分の肌に合っているかどうか不安な場合は、必ず皮膚科医など専門家に相談してください。
きゅうりの手作りコスメのレシピ
きゅうりを使ったモロッコ美容の手作りコスメのレシピです。
オイリー肌向けイチゴとレモンときゅうりのパック
色鮮やかな果物と野菜のパックは、さっぱりなめらかな肌にします。
顔の赤みを解消するきゅうりと牛乳のローション
顔の赤みを薄くし、透明感のある肌にする効果が期待できます。
きゅうりの爽やかトニックローション
きゅうりだけで作る化粧水はとっても簡単。
ベタつきを抑えるきゅうりのローション
ベタつきやテカりを抑える、きゅうりにアルコールを混ぜたローションです。
電子書籍『モロッコ美容 1日使い切り手作りコスメ』でも紹介
脂性肌にきゅうりとアルガンオイルのガスールパック
ベタつく肌にタイムときゅうりのガスールのパック
きゅうりとガスールのパックで肌のくすみを解消