本場の味が自宅で簡単に!モロッコ名物料理クスクスのおいしいレシピ

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イスラム教の断食月「ラマダン」中にモロッコ料理を食べる会があったのですが、日没の19時3分まで食事はおあずけ。

その後、スープとゆで卵、ムセイメン(クレープ)、パンケーキや菓子パンなどをぼちぼち食べ、ミントティーで閉めて終わりでした。

ところで、モロッコの料理といえば、クスクスです。

クスクスはモロッコ、アルジェリア、チュニジアなど北アフリカの名物料理ですが、国によってレシピや盛りつけが違います。

いまでは日本でも知名度が高まっているクスクスは、イスラムの休日である金曜日の昼に食べる料理。
現在は金曜も仕事があるのですが、昼食は自宅に戻り、クスクスを食べる人もいます。

デュラム小麦から作られた粒上のスムルに、野菜と肉で煮込んだスープをかけて食べる、モロッコの名物料理。
カレーライスにちょっと似ているかも。でも、カレー粉は使わないし、辛くもありません。

モロッコ料理をスパイシーだと思っている人は多いようですが、モロッコ人は辛い味が苦手。
クスクスのスープもスパイスは控えめ。

ニンジン、ズッキーニ、玉ねぎ、カブといった野菜の甘さが引き立ち、あっさりしています。

クスクス用のミックス・スパイスは、スーク(市場)で手に入ります。
スパイスの配合は、各家庭で違うそうです。
日本の家庭料理にそれぞれの家の味があるように、クスクスも作る人によって風味が異なります。

盛りつけですが、モロッコの場合は、大皿に(本当に大きい!)スムルをこんもりと盛り、その上に野菜たっぷりのスープをかけます。
肉(鶏肉、羊肉、牛肉など)と予備のスープは別の皿で出てきます。
そして、各自取り皿によそい、いただきます。

それを中央に置き、みなでつっついて食べるのですが、モロッコ人は手で大胆に食べます。
親指、人差し指、中指で器用につまみ、手のひらで転がしながら丸めてお団子のようにして。
教えてもらったのですが、これが難しい。
グチャグチャと汚なく崩れてしまうのです。

上手に食べられず、結局、スプーンを使いました。

以前、フランスのナンシーで、地元に住むモロッコ女性と知り合い、夕食をごちそうになりました。

メニューはクスクス。大好物!

フランスに住んで20年以上という彼女ですが、出身地カサブランカの実家の味を受け継いでいるのだと思います。
彼女が作った野菜たっぷりのクスクスは、シンプルでとてもおいしかったです。

クスクスの作り方

 このレシピの材料  2人分 調理時間2時間

スムル … 200g
羊肉 … 200g
牛肉 … 200g
ヒヨコ豆 … 30g
かぶ … 100g
にんじん … 100g
ズッキーニ … 100g
玉ねぎ … 1/2個
サフラン … ひとつまみ
チリペッパー … 少々
コリアンダー … 適量
バター … 40g

 作り方 

  1. 羊肉と牛肉を適当な大きさに切り、クスクス鍋に入れる。
  2. 鍋に5リットルの水を加え、角切りにした玉ねぎ、サフラン、チリペッパー、塩、こしょう、前日からうるかしておいたヒヨコ豆を加える。沸騰させ、1時間とろ火で煮る。
  3. かぶを洗い、4つ切りにする。にんじんは乱切り、ズッキーニは3cmの輪切り。
  4. 1時間煮こんだものに、かぶとにんじんを加え、15分たったらズッキーニとコリアンダーを加える。
日本で作れる野菜たっぷりおいしいモロッコ料理
モロッコはスローフードの習慣があり、料理は肉、野菜、果物をバランスよく取り入れ、彩り鮮やかで栄養満点なのが特徴。サラダも必ず食卓に並びます。おなじみのニンジンサラダのレシピは簡単。塩レモンを使った鶏肉の煮込みレシピはタジン鍋がなくてもOK。