今回紹介するのは、シリアのおばあちゃんが伝授する、しわを目立たなくして、若々しい素肌を保つためのパックです。
卵黄とボリジオイルを混ぜただけの簡単パックですが、アンチエイジング効果が高く、ハリのあるなめらかな肌にする効果が期待できます。
卵黄は、ビタミンEなど抗酸化作用のある成分を含み、しわを軽減するなど老化を遅くする働きがあります。

また、うるおいのあるなめらかな肌にするオレイン酸、パルミチン酸、リノール酸といった脂肪酸が豊富。
卵黄に含まれるルテインは、肌を保湿し、ハリを与えることが報告されています。
ボリジオイルをプラスして
ボリジは、瑠璃色の星形の花を咲かせる植物。

熟れた種から抽出する黄金色のオイルは美容効果が高く、スキンケアに愛用されています。
ボリジオイルに多く含まれるガンマリノレン酸は、皮膚の水分を補い、傷んだ肌を修復する働きがあり、そのため、ボリジオイルは、肌の老化を遅くし、ハリを取り戻すといわれています。
ボリジは家庭でも育てやすい植物で、たくさんの花を楽しむことができます。
このボリジの花をオイルに漬けて成分を抽出すると、インフューズドオイルオイル、浸出油ができます。

ボリジの花をオリーブオイルに漬けたインフューズドオイルは、スキンケアに適し、特にシワ対策に有効です。
卵黄とボリジオイルのフェイスパックの材料と作り方
このレシピの材料
卵黄 … 1個
ボリジオイル … 小さじ1
所要時間:20分 保存期間:1日
保存容器と用具
ボウル(小)
計量スプーン
作り方
- ボウルに卵黄を入れ、溶いてクリーム状にします。
- ボリジオイルを混ぜ合わせます。
使い方
- 化粧を落とし、洗顔します。
- 顔につけ、20分ほどパックします。
- ぬるま湯で流します。
保存方法
1回で使い切りましょう。
卵黄を使ううえでの注意点
卵アレルギーがある場合は、皮膚反応を引き起こす可能性があります。卵アレルギーではなくても、かゆみや赤みといった反応がでる場合があるので、そのときは使用を止めましょう。
生卵を食する日本では、サルモネラ菌の汚染率が極めて低いのですが、海外で卵を肌や髪につけるときは、品質の良い卵を選び、清潔な場所で使うようにしましょう。
電子書籍『モロッコ美容 1日使い切り手作りコスメ』でも紹介

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