ターメリックは和名のウコン(鬱金)で、根茎は生薬として日本でもよく知られています。日本でもよく知られています。
インド医学では紀元前から、医薬品として使われており、つねに栽培されてきました。
学名のクルクマはアラビア語の「黄色」が語源とされ、根茎が黄色かオレンジ色であることからきています。
ターメリックの根茎に含まれるクルクミンという成分は薬効があり、これを採取し、乾燥させて細かく砕いて使います。
クルクミンは黄色の染料にもなり、カレーなどの色素に利用される他、古くから布の染料としても使われてきました。ウコンで染めた布は虫がつきにくいといわれています。
ターメリックの美容効果
ターメリックは抗感染作用と抗炎症作用で知られ、スキンケアでは、ニキビ肌に向いています。

クルクミンには抗酸化作用もあり、老化を遅らせ、美肌を保つ効果も期待されています。
ターメリックにはちみつやヨーグルト、ローズウォーターなどを混ぜて、パックとして使います。
また、ターメリックの粉末をフェイスパウダーとしてつけると、光り輝く顔色に仕上がります。
ターメリックにはデトックス効果もあるといわれています。
ターメリックの効能
ターメリックに含まれるクルクミンは、肝臓の働きを強化し、胆のうの機能も促進する働きがあるといわれています。
そのため、消化不良を改善し、胃痛を鎮めるなど、胃を保護するのに役立ちます。

また、水腫や炎症といった眼のトラブルにも有効で、ターメリックの煎剤(インフュージョン)での洗浄や湿布といった方法が用いられます。
ターメリックの特徴
地下に肥大した根茎をつける多年草です。ショウガに似ていて、茎ははほとんどなく、幅7~8センチ程の先がとがった長楕円形の葉をつけ、緑白色の苞に包まれた白色の花が咲きます。
原産と生息地
アジア、特に、熱帯およびモンスーン気候のインドが原産といわれています。よく日が当たり、水はけのいい肥沃な土壌に育ちます。
学名:Curcuma longa
科名:ショウガ科
使用部位:根茎
開花時期:8月~11月
収穫時期:秋