アジアでは昔から栽培されていた大豆は、18世紀になってからヨーロッパに渡りました。
大豆は更年期障害の不快な症状を解消することで知られています。
フランスでは、「豆腐や納豆など大豆製品を日常的に食べている日本人の女性は、更年期の症状が軽い」と、大豆のイソフラボンの効果をしばしば紹介しています。
大豆に含まれているイソフラボンには、エストロゲンに似た作用があるといわれます。
更年期ののぼせ、不安症、頭痛、関節の痛み、不眠症に効果があります。
また、悪玉コレステロールを下げ、心臓病を防ぐ働きでも知られます。
皮膚の老化を遅くする作用もあります。
ただ、イソフラボンの過剰摂取は、病気の誘発につながる恐れがあるので、適量に抑えましょう。
日本人の摂取量は、16~22mg/日とされています。
日本人や他のアジア人は、大豆の摂取量が比較的多いため、西洋人に比べて更年期障害の症状が軽いといわれていました。
ただ、食生活が欧米化している現在は、そうとも言い切れないのかもしれません。
学名:Glycine max
科名:マメ科
使用部位:豆