日本でもシラカバ(白樺)の樹液は化粧品の原料として使われていますね。
シラカバは、葉、樹皮、樹液と、さまざまな部位に効能があり、植物療法や美容に活用されます。
非常に早く効果を表す植物として知られ、収れんおよび強壮作用にすぐれています。
シラカバの葉の煎剤(インフュージョン)は殺菌作用があり、脂漏性皮膚炎に効くといわれています。
使い方の例としては、葉のインフュージョンをグリセリンなどのクリームに混ぜてお肌にぬります。
葉のインフュージョンをローションにすれば、肌の汚れを取り除き、シミやソバカス、顔の赤みを目立たなくなるそうです。
シラカバの樹皮の煎剤(インフュージョン)で傷口をふきとると、治りが早いそうです。
樹皮のインフュージョンは、頭皮の脂漏性皮膚炎の緩和、フケ予防、育毛にも効果があるといわれています。
ドライヘアをツヤと潤いを与える働きでも知られています。

また、セルライト除去の効果もあり、マッサージオイルとしても使われます。

さらに、シラカバの樹液は、肌のくすみを取り除き、髪のキューティクルを活性化させるといいます。
シラカバは、髪を染めるときにも加えます。
更年期向け植物
樺(シラカバ・バーチ)は洗浄、デトックス作用にすぐれています。
主要成分:
ビタミンC、酵素、ベチュロシド
作用:
器官の洗浄/利尿、尿酸およびその他の器官の老廃物の排出
適応症状:
尿素および尿酸過多
学名:Betula alba L.
科名:カバノキ科
使用部位:樹皮、樹液、葉
開花時期:春~秋
収穫時期:葉は5月、樹液と樹皮は2月~3月
特徴
シラカバは25メートルの高さに達する樹木。銀色か白色の樹皮は若いうちはなめらかで、年が経つとひび割れてくる。枝はしなやかで、少し垂れ下がっている。葉は互生し、三角形で、ふちに細かい切りこみがあり、光沢のある美しい緑色。花は単性で、緑がかった黄色の尾状につける。
原産と生息地
ヨーロッパ、北米、中央アジアの温暖な地域でよく見られる樹木。北半球の寒冷地でもよくみられる。どこにでも育つ樹木で、平地や森、木立のなかに生息する。
