ラズベリーの効能と使い方|美容効果のハーブと植物

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ラズベリーといえば、お菓子やジャムによく使われる甘く酸味のある赤い果実の呼び名になっていますが、葉のラズベリーリーフは薬効のあるハーブとして昔から用いられています。

ラズベリーリーフは、出産のためのハーブといわれ、何世紀もの間、妊娠中や出産、産後のためにハーブティが飲まれてきました。

ラズベリーリーフには、子宮や骨盤周囲の筋肉を調整する働きがあるとされる成分が含まれ、出産しやすい体をつくり、陣痛を和らげてくれるといわれます。

安産の効能についての科学的証明はまだ確定してはいませんが、研究が進められています。

一方、ラズベリーの果実およびラズベリーリーフのスキンケアの効果は、いくつか科学的に明らかにされています。

ラズベリーリーフはハーブティーとして飲むだけでなく、スキンケアの強い味方といえます。

ラズベリーの特徴

ヨーロッパとアジアが原産ですが、現在では、温暖な地方の山間部や森などにみられます。

長い枝と曲がりくねった線状の根をもつ低木で、小枝をつけた枝にはトゲがあります。

葉は不揃いに切りこみが入り、3~7枚の小葉からなっています。

花は白く、葉の脇に小さな房になってまとまって咲く。小さな赤い実(ラズベリー、フランボワーズ)をつけます。

学名:Rubus idaeus L.
科名:バラ科
別名:木いちご、フランボワーズ
使用部位:実と葉
開花時期:5月~6月
収穫時期:夏

有効成分(ラズベリーリーフ):
ポリフェノール
タンニン
ビタミンC・E
マグネシウム

有効成分(ラズベリー実):
ビタミンC
エラグ酸
アントシアニン
食物繊維

ラズベリーの肌と髪への美容効果

ラズベリーは、赤い実も葉も皮膚を健やかにする働きがあります。

ラズベリーリーフは、カリウム、鉄、マグネシウムといったミネラル、ビタミンC、ビタミンB、ビタミンEといったビタミンを豊富に含んでいます。

ビタミンCとビタミンEに加え、ポリフェノール、カルテノイド、エラグ酸といった抗酸化作用のある成分を含み、老化を遅くし、生活習慣病などの病気を防ぐ効果があるとされています。

この抗酸化作用のおかげで、直接皮膚につけると、シワやたるみを軽減し、弾力のある明るい肌を保つのに役立ちます。

また、ラズベリーリーフは、収れん作用の他、肌の水分を補給し、栄養を与える働きでも知られます。

さらに、皮膚の炎症、乾癬、湿疹、ニキビをやわらげるのに有効といわれています。

ラズベリーリーフのインフュージョン(浸剤)のローションは、皮膚を引き締め、疲れた肌をリフレッシュし、潤いとハリのある肌を守ってくれます。

ラズベリーの赤い果実は、甘く心地よい香りで、コスメ製品の香りづけとしても使われます。

この果実もスキンケアに適していて、荒れた肌を鎮めてなめらかにし、血行を促進してピンクがかった明るい顔色にします。

シワを予防し、老化の進行を遅らせるといわれ、生のフランボワーズをつぶして口の周りに湿布すると、小じわを目立たなくします。

ラズベリーの肌と髪への使い方

ラズベリーリーフの生かドライハーブは、ハーブティーとして飲んだり、熱湯で煎じたインフュージョンや、オイルに漬けたインフューズドオイルを肌や髪につけたりして、使うことができます。

ラズベリーの果実は、フェイスパックに向いています。

スキンケア

ラズベリーリーフは次のような肌への効果が期待できます。

疲れた肌をリフレッシュさせます

ラズベリーリーフのローション&パック

ラズベリーの効能

ラズベリーリーフは、月経の周期を整える働きがあり、女性に優しいハーブといわれています。

それ以外にも、風邪やインフルエンザ、消化不良、便秘、高血圧、関節痛といった症状を緩和させる働きがあります。

また、新陳代謝を早める作用もあるため、肥満予防やダイエットにも向いています。

ラズベリーの果実は、食物繊維が豊富で、腸内環境を整えるのに役立ちます。

ビタミンCやエラグ酸といった抗酸化作用のある成分を含み、若々しく健康な体を守るとされます。

眼精疲労を緩和するアントシアニンも含まれています。

 

 

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