キンレンカの効能と使い方|美容効果のあるハーブや植物

スポンサーリンク
スポンサーリンク

英語でナスタチウムと呼ばれるキンレンカ(金蓮花)は、エディブルフラワー(食用の花)として知られています。

葉、花、熟す前の緑の種子は、ピリッと辛く、スパイシーなフレーバーとしてサラダやソースに利用されます。

昔から原産地である中南米で薬草として用いられ、殺菌と抗ウイルス作用により、伝統医療に広く使われてきました。

キンレンカの特徴

ペルーからコロンビアにかけての地域が原産ですが、現在では観賞植物から食用、ガーデニングなど、世界各地で栽培されています。野生のキンレンカは、日当りのいい、水辺によく育ちます。

キンレンカは、曲がりくねった根をもつ、何本もの非常に長い茎は1メートル以上の高さに達する生命力の強い植物です。植物全体が水分を多く含み、ソフトで、地面に広がったり、ほかの植物やフェンスにぶらさがって育ちます。

ハスに似た丸い形の葉は、縁に特別な腺を持ち、これらの腺から葉の中心に滴として集まる余分な水分を排出します。5枚の花びらからなる、オレンジがかった赤い大きな花が咲きます。

学名:Tropaeolum majus L.
科名:ノウゼンハレン科
別名:ナスタチウム
使用部位:全草と種子
開花時期:5月末~8月
収穫時期:開花中

有効成分:
ビタミンC
鉄分
アントシアニン
フラボノイド(ケンペロール)
フェノール類
グルコシノレート

キンレンカの肌と髪への美容効果

キンレンカの葉や花はビタミンCが豊富で、肌の色を明るくしたり、シミやソバカスを薄くする効果が期待できます。

キンレンカは、過剰な皮脂分泌を抑制する働きがあり、ニキビができやすい肌に向いています。

抗炎症作用と抗菌作用にすぐれ、毛穴の汚れを落とし、皮膚トラブルを緩和するのに有効です。

抗酸化作用や血行促進作用もあり、皮膚細胞を再生し、肌の弾力を改善します。

キンレンカはヘアケアにも適し、頭皮を洗浄し、皮脂分泌を正常化して、弱った髪を丈夫にします。

また、フケと抜け毛を予防します。

キンレンカの花の粉末は、歯磨き粉として使用され、歯の根元の露出を防ぐすぐれた働きがあります。

キンレンカの肌と髪への使い方

キンレンカは、全草の生かドライハーブで使うことができます。

キンレンカの生かドライハーブは、ハーブティーとして飲んだり、熱湯で煎じたインフュージョンや、オイルに漬けたインフューズドオイルを肌や髪につけたりして、使うことができます。

キンレンカの全草のインフュージョン(浸剤)は、化粧水、シャンプー後のリンス、入浴剤などに使います。

スキンケア

シミやそばかすを薄くします。

シミを目立たなくするハーブ化粧水

ヘアケア

抜け毛を防ぎます。

抜け毛を軽減するハーブのヘッドスパ

キンレンカの効能

キンレンカの葉、花びら、種子は、フェノール類やグルコシノレート、フラボノイドといった有効成分が豊富です。

キンレンカは、抗酸化作用、抗炎症作用、抗菌作用、抗ウイルス作用にすぐれ、糖尿病といった生活習慣病のリスクを軽減するのに役立ちます。

 

 

モロッコ美容の植物一覧:手作りコスメに!
”モロッコ美容あれこれ”で紹介している手作り化粧品の材料となる植物の一覧表です。これらのハーブの効能・効果は伝統的な植物療法に基づいています。スキンケアやヘアケア、心身のケアに使われる植物は、昔から親しまれ、今でも受け継がれています。