ギンバイカ:老化を遅らせてハリのある肌に

スポンサーリンク
スポンサーリンク

英語で「マートル」、フランス語では「ミルト」と呼ばれるギンバイカ。

白いレースのような花は爽やかな甘い香りで、古代ギリシャ・ローマでは、愛と美のシンボルとされ、いまでも結婚のブーケで用いられています。

伝説では、アダムが地上にもたらした3つの植物うちのひとつ、最初の花がギンバイカだったといわれています。

ちなみに、あとの2つは、食糧となる小麦の穂と、果物となるデーツ

千一夜物語にも、ギンバイカは登場します。

ギンバイカの美容効果は、中世時代にすでに知られていたといいます。

当時、ギンバイカの赤い枝と白い花から作られた、フレッシュな香りのローション「天使の水」は、肌を引き締め、老化を防止する化粧品として人気だったそうです。

ギンバイカの特徴

地中海沿岸が原産といわれ、チュニジアやモロッコ、トルコなどに生息します。

白い花と艶やかな濃い緑の葉をした常緑樹で、黒い実をつけます。

学名:Myrtus communis
科名:フトモモ科
使用部位:全草
開花時期:5月~7月
収穫時期:開花中

 

ギンバイカの肌と髪への美容効果

ギンバイカの葉は消毒および収斂作用で知られ、古代エジプトから、医薬品や化粧品として用いられていました。

ガスールの美容効果と使い方|モロッコ美容の天然素材
粘土(クレイ)ガスールはモロッコ美容の手作り化粧品に欠かせない素材。ガスールの効能・効果と手作りパックを紹介します。洗浄作用があるガスールはシャンプーとして使われる他、マグネシウムなどミネラルが豊富で、肌に浸透して潤いのある美肌を作ります。

ギンバイカの効能

咳を抑える働きがあり、ギンバイカ、セージタイムなどの葉を煎じて、うがい薬としても使われます。

 

 

モロッコ美容の植物一覧:手作りコスメに!
”モロッコ美容あれこれ”で紹介している手作り化粧品の材料となる植物の一覧表です。これらのハーブの効能・効果は伝統的な植物療法に基づいています。スキンケアやヘアケア、心身のケアに使われる植物は、昔から親しまれ、今でも受け継がれています。