エストロゲンが減少すると、疲れ、無気力感、うつ、不機嫌な気分、失望感、記憶障害、不眠といった精神的トラブルが起きやすくなります。
ハーブ、ビタミンやミネラルを上手に活用して、心の不調を改善しましょう。
更年期のうつ症状もハーブで軽減
更年期には、うつ状態に陥りやすいといわれています。
精神面を癒すハーブや栄養素を紹介します。
ハーブ
ホップ

アンジェリカ

セントジョーンズワート

ミネラル
リチウム

ビタミン
ビタミンB3(ナイアシン)
ビタミンB5

注目の食材
ビーポーレン
ビーポーレンは、ミツバチが巣に持ち帰った花粉です。
鉄分、プロテインをはじめ、ビタミンA、ビタミンB群、ミネラルといった栄養が豊富で、健康食品として昔から食されていました。
ビーポーレンにはアレルギーを防ぐ働きがあるほか、元気を回復します。
チョコレート
チョコレートの原料であるカカオ豆は、古代アステカ帝国で薬として珍重されていました。
食物繊維やミネラル、さらにポリフェノール、テオブロミンが豊富です。
ポリフェノールは活性酸素を除去し、老化、ガンや動脈硬化といった病気を防ぎます。
また、虫歯菌やピロリ菌(消化性潰瘍の原因)を抑制すると考えられています。
テオブロミンには精神を落ち着かせる作用があるといわれ、脳に直接働きかけて、穏やかに刺激し、リラックスさせてくれます。
ビール酵母
ビール酵母の50%を占めているのはタンパク質(アミノ酸)で、食物繊維が約30%、残りの20%はビタミン、ミネラル、核酸、システインペプチドといった成分です。
体の生理機能を整えるビタミンB群をはじめ、必須アミノ酸、カリウムやリンなどのミネラル、食物繊維などがバランス良く含まれています。
古代エジプト時代からビール酵母は強壮剤や下剤に加えて用いられ、古代ギリシャでは、ヒポクラテスが医療用に使っていたそうです。
栄養豊富なビール酵母は、疲労回復や免疫力の向上、血圧降下などの効果で知られています。
また、有効成分であるグルタチオンには抗酸化作用があり、老化を防ぐといわれています。
整腸作用も期待され、ダイエット食品としても注目されています。
更年期の疲労感もハーブで解消
更年期の症状のひとつに、疲労感や倦怠感があります。
長引く疲労感を解消するには、次のようなハーブや栄養素が有効です。
ハーブ
高齢人参

シベリア人参
シベリア人参はエゾウコギとも呼ばれ、高麗人参と同じウコギ科の植物です。
シベリア人参に含まれるエレウテロサイドは、肉体だけでなく、精神の疲労を和らげる働きがあります。
心身ともにリラックスさせてくれるハーブです。
ペパーミント

ミネラル
鉄
マンガン
コバルト
銅
マグネシウム

ビタミン
ビタミンC(アスコルビン酸)

注目の食材
オーツ麦

ローヤルゼリー
ローヤルゼリーには多くのビタミン類、ミネラル、アミノ酸が含まれ、新陳代謝を活発にし、老化を防止する働きで知られています。
動悸、息切れ、不整脈、心臓神経症に効果的です。
特に更年期に有効で、自律神経のバランスを調節し、諸症状を改善します。
また、血圧を正常化し、コレステロール値を抑え、ストレスを軽減して不眠を解消するといわています。
さらに、細胞促進作用にすぐれ、肌や髪の毛を生き生きさせます。
ローヤルゼリーとビタミンCを一緒に摂取すると、コラーゲンの生成を促進するといわれています。
小麦胚芽
小麦胚芽には、抗酸化作用にすぐれたビタミンEをはじめ、 ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6といったビタミン類、カルシウ ム、鉄、マグネシウムなどのミネラル類、食物繊維といった成分を豊富に含んでいます。
老化を防ぐほか、貧血予防、動脈硬化、肝臓病・心筋梗塞、ガンなどの病気に有効です。
また、骨や歯の発育を促進して骨粗鬆症を予防します。
さらに、皮膚を若々しく保つ美肌効果があります。
アルファルファ



