ビタミンとミネラルの補給で更年期の症状を緩和

更年期の症状を緩和するのには、ビタミンとミネラルを摂ることも大切です。

たとえば、女性ホルモン(エストロゲン)には抗酸化作用があるのですが、更年期に分泌量が低下するため、活性酸素が十分に処理されにくくなります。

過剰な活性酸素は、女性ホルモンのバランスを乱し、更年期の諸症状を悪化させるといわれています。

ですから、抗酸化作用のあるビタミンやミネラル類を積極的に摂取する必要があるのです。

スポンサーリンク

ビタミンはブルーな気分を解消にも

更年期に摂りたい主なビタミンを紹介します。

ビタミンA
ビタミンAは粘膜を正常に保つ働きがあります。
また、抗酸化作用にすぐれ、細胞の老化を防ぎます。

ビタミンB3(ナイアシン)
神経系の働きを助ける栄養素で、不足するとうつ状態になりやすいといわれています。
カシス、黒すぐり、桑の実、ビルベリー、ビール酵母などに含まれます。

ビタミンB5
ビタミンB5はパントテン酸として知られ、体内ではコエンザイムAという補酵素の一部として働き、糖質、脂質、タンパク質の代謝に関わっています。
パントテン酸は副腎の機能を刺激してストレスを防ぎ、善玉コレステロールを増やして心臓や血管の病気を予防します。
また、ナイアシンやビタミンB2と結びつき、脂肪酸などの合成と分解を促進して、皮膚や毛髪、神経組織を正常に保ちます。
パントテン酸が不足すると、皮膚や毛髪につやながくなり、手足のしびれや疲労感といった症状を引き起こします。

ビタミンC(アスコルビン酸)
月経前と月経中の毛細血管を強化し、出血を減らす働きがあります。
かんきつ類、ほうれん草、パセリ、トマトなどに含まれています。1000mg以上摂取するのが理想です。

ビタミンE
ビタミンEは、イライラや落ち込み、お腹のハリを軽減するといわれています。
また、抗酸化力にすぐれ、老化を予防します。
ビタミンCといっしょにとるとより効果的です。
アーモンド、ウナギかば焼き、落花生、西洋カボチャ、サフラワー油、シリアル、小麦胚芽、大豆、乳製品、ほうれん草、アスパラガス、オリーブオイルなどに多く含まれています。

ビチオン
ビオチンはビタミンHとも呼ばれますが、ビタミンB群に分類されています。
ビチオンにはアレルギー症状の原因であるヒスタミンの増加を抑える働きがあり、アトピー性皮膚炎に効果があると認識されました。
ビチオンが不足すると、白髪、脱毛、皮膚の湿疹、乾燥肌、皮膚炎、不眠、鬱病、肥満、高コレステロール、食欲不振、味覚異常といった症状が引き起こされます。

ミネラルは身体を整えるのに大切な栄養素

ミネラル不足は、更年期の症状に悪い影響を与えるといわれています。

更年期に摂取したいミネラルを紹介します。

マグネシウム
血中のマグネシウム濃度が高いほうが、月経の不快感が少なく、感情が落ち着くという研究結果が報告されています。
マグネシウムの欠乏はドーバミンの不足をもたらすといわれ、それが原因でイライラや不安が生じるといいます。
また、マグネシウムは、痙攣やむくみを解消する働きもあります。
マグネシウムの所要量は1日300~400mgです。
マグネシウムは豆類や藻類、落花生といったナッツ類、小麦胚芽などに多く含まれています。

セレン
セレンは抗酸化作用にすぐれ、甲状腺ホルモンの生理活性を高めます。
セレンが不足すると、月経周期の乱れが起こります。
パイナップル、シリアル、魚などに含まれます。

亜鉛
亜鉛は活性酸素の増加を抑制する働きがあります。
亜鉛が不足すると、脳下垂体で作られる性ホルモンの分泌量が低下し、月経不順になりがちです。
食生活の乱れや無理なダイエットは、亜鉛不足の原因になるので注意しましょう。


銅は鉄の吸収を促進します。ですから、銅が欠乏すると、貧血や冷え性を引き起こします。

フッ素
フッ素には骨を作る働きがあります。

リン
リンはエネルギーの放出や蓄積をコントロールします。

カルシウム
カルシウムには、筋肉の収縮をやわらげる効果と、不安やイライラを抑える作用があり、月経時の不快感を緩和するのに有効です。
また、カルシウムは健康を作り、骨粗しょう症を防ぐ働きもあります。

コバルト
コバルトは主にビタミンB12の構成成分です。

リチウム
リチウムは心の病の治療に使われていて、多くは炭酸リチウムとして経口投与されます。
リチウムは躁うつ病(両極性障害)に有効といわれ、発症を予防したり、軽減したりすることで知られています。
ただ、多少の副作用があるのと、過剰使用すると中毒がおきます。専門家の判断に従い、正しくしようすることが大切です。


鉄は血液中のヘモグロビンの主成分で、酸素と結びつき、全身の細胞に酸素を運搬する働きがあります。
これにより、細胞はエネルギーを精製します。
ですから、鉄が不足すると貧血になり、疲労しやすく、動悸や息切れ、めまい、免疫力の低下といった症状を引き起こします。

マンガン
マンガンはエネルギーの生成、骨の形成、脳機能の正常化、タンパク質と脂肪の代謝に関係しています。
甲状腺ホルモンやインスリン、ホルモンといった多くの酵素の生成にかかわり、ビタミンの作用も高めます。
また、マンガンは活性酸素を分解し、細胞膜の酸化を防ぎます。中性脂肪や悪玉コレステロールを減少させる働きもあります。
マンガンが不足すると運動失調、骨や軟骨の発育不良、生殖機能の低下、骨粗鬆症、てんかん発作などの症状を引き起こします。

クロム
クロムはインスリンの活性化するのに必要なミネラルで、不足すると細胞に十分にブドウ糖を送ることが出来なくなり、血糖値の上昇をひきおこします。
また、脂質の代謝に関与していて、血液中の中性脂肪やコレステロール値を正常に保つ働きがあります。
このため、高脂血症や動脈硬化に効果があるのではないかと期待されています。

イオウ
イオウは、タンパク質やアミノ酸の構成要素で、身体や毛髪、爪、軟骨といった組織をつくる重要な物質です。
イオウが含まれる食品を摂取することで、身体の中から肌を美しくします。
大根やニラ、玉ねぎなどにイオウが含まれています。
また、イオウには角質を軟らかくさせる作用があり、古い角質を取り除き、健やかな素肌を作ります。
さらに、殺菌および殺虫作用があり、軟膏や塗り薬に使われます。水虫や疥癬といった皮膚疾患に有効です。

ケイ素
ケイ素は動脈硬化症を防ぐミネラルとして注目されています。
ケイ素は新陳代謝に関わっていて、欠乏すると動脈粥状硬化、ガン、結核、糖尿病、甲状線種、皮膚炎、尿管結石といった疾病を引き起こす可能性があります。

 

更年期を快適に!症状を緩和する植物(ハーブ)一覧
このブログで紹介している「更年期向け植物」の一覧です。 クリックすると、サイトにとびます。 赤ブドウ アーティチョーク 亜麻 アルファルファ アンジェリカ イチョウ ウワウルシ エキナセ...
ハーブを上手に活用して更年期を快適にのりきる
アロマテラピーやハーブなどを使った植物療法を使った、更年期の不快な症状を改善する方法を紹介します。香りと薬効を最大限に利用し、感情のバランスを調整しながら、身体を健やかに。生活の質(Quality of Life)を大切に過ごすヒントです。