マジョラムの効能と使い方|美容効果のあるハーブや植物

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マジョラムはオレガノの仲間のハーブで、スイート・マジョラム、ノッテッド・マジョラムとも呼ばれています。

ギリシャ神話の美と愛の女神アプロディーテにむすびつけられ、古くから愛情を深め、幸福をもたらすハーブと親しまれています。

マジョラムの薬効は昔から知られ、古代エジプトでは防腐剤として使われました。

伝統医療では、胃腸、眼、鼻咽頭、呼吸器官、心臓、リュウマチ、神経障害などさまざまな病気の治療に利用されてきました。

モロッコでは、高血圧を軽減する植物として知られています。

マジョラムが呼吸器および胃腸のトラブルなどに役立ちつことは、科学的に証明されています。

マジョラムの葉は、ドライハーブ、抽出液、精油として使われます。

緊張を緩和させ、痛みを鎮める働きを持つマジョラムは、入浴製品や、歯磨き粉、口腔・咽喉用の塗布剤、口腔衛生製品に使用されています。

マジョラムの特徴

地中海沿岸が原産で、中世時代にヨーロッパにもたらされ、急速にヨーロッパ、アフリカの北東、中東、そしてインドまで広がりました。

風と寒さに弱く、太陽のサンサンと照る地域に育つ。モロッコなど北アフリカで多く栽培されています。

マジョラムは草丈30~60センチほどで、茂って育ちます。細かい綿毛が生えた灰緑色の葉をつけ、初夏に白い花が咲きます。

学名:Origanum majorana L.
科名:シソ科
使用部位:葉と花
開花時期:5月と7月
収穫時期:開花中

有効成分:
精油(テルペン、テルピノール)
フェノール酸
フラボノイド
タンニン
ビタミンC など

マジョラムの肌と髪への美容効果

マジョラムの葉はポリフェノールの一種であるフェノール酸とフラボノイドを含み、抗酸化作用に優れています。

血行を促進する働きもあり、マジョラムは、老化を遅くし、肌につやと明るさを与える効果が期待できます。

また、抗菌作用と抗炎症作用でも知られます。

マジョラムは神経を鎮静させ、心を穏やかにする働きがあり、インフュージョン(浸剤)を湯船に加えて入浴すると、不安が解消され、身体の器官が強化されます。

マジョラムの肌と髪への使い方

マジョラムの葉は、生かドライハーブ、精油という形で使うことができます。

マジョラムの葉の生かドライハーブは、ハーブティーとして飲んだり、熱湯で煎じたインフュージョンや、オイルに漬けたインフューズドオイルを肌や髪につけたりして、使うことができます。

マジョラムのインフュージョン(浸剤)はフェイスローションになります。

ボディケア

血行を促進します

太もものセルライトを除去

不安を解消して心身をリラックスさせます

マジョラムのインフュージョン入浴剤

マジョラムの効能

マジョラムは、抗酸化作用があり、生活習慣病を防ぐのに有効です。

胃腸のトラブル、咳や気管支炎といった呼吸器の不調にも役立ちます。

また、月経周期を正常にし、生理不順を改善する効果が期待できます。

鎮痛作用もあるといわれ、ストレスからくる肩こり、腰痛、頭痛の改善も期待できます。

歯痛には、つぶしたマジョラムをつけると痛みがやわらぎます。

心身の緊張を和らげてくれる働きでも知られます。

 

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