クサノオウ:皮膚感染や魚の目を改善する薬効が

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クサノオウの全草を乾燥させた「白屈菜(はっくつさい)」は鎮痛や抗炎症などの生薬ですが、毒性が強いことでも知られています。

クサノオウの茎を折ると出てくる白い汁はタンニンが豊富で、魚の目やイボ、タコを治すのに使われます。

煎剤(インフュージョン)の温湿布は、皮膚のうっ血に効果があり、青あざを薄くして消す働きがあります。

また、ニキビや皮膚の感染に非常に効果的です。

クサノオウは、皮膚用のクリーム、バーム、ローションに配合されています。


学名:Chelidonium majus L.
科名:ケシ科
別名:グレーターセランダイン
使用部位:全草
開花時期:7月~9月
収穫時期:根は秋、花は7月~



特徴

クサノオウは、茶色がかった赤い根をもつ植物。長さ40~70㎝の円筒形の茎はまっすぐ伸び、一部に長い毛がはえている。小さく楕円形で柔らかい葉はたくさんつき、花は4枚の花びらからなる黄色い小さな花がまとまって咲く。

原産と生息地
ヨーロッパ、北アフリカ、アジアが原産。一般に、野原の日陰、壁の足元、石の隙間などに育つ。