モロッコの履物といえば、かかとをつぶしたスリッパ(サンダル?)「バブーシュ」が有名です。
お洒落なバブーシュは日本でも人気ですね。
女性用は、素材もカラーもデザインもさまざま。
写真は、2010年にラバトの市場(スーク)で買ったバブーシュ。
地元の車の運転手をお願いしたにもかかわらず、道に迷い、駐車に手間取り、買い物時間はわずか30分!
まったく余裕はなかったのですが、目についたバブーシュを数足入手してきました。
モロッコでは、足元と手元の美しさが重要視されているため、フット&ハンドケアを念入りに行います。
しっかりケアがゆきとどいた手先と足元かどうか、好印象を与える大きなポイントなのだとか。
かかとのお手入れグッズは、古い角質を取り除く「軽石」が数種類。
ハマムにはつねに軽石を持参するといいます。
日本でもおなじみの白く四角い軽石のほか、黒い溶岩(スコリア)やモロッコの土で作った素焼きタイプなどがあります。
使い心地は、黒い溶岩はどちらかというと徹底的に、素焼きタイプはやさしく、といった感触。
仕上げにアルガンオイルを塗りこめば、かかとがツルツルに。
ヘナ(ヘンナ)もフットケアに使われるそうです。
カチカチになった角質をやわらかく、なめらかにする効果があり、水虫にも効くといわれています。
友人に聞いたのは、オリーブオイルを加えたヘンナで足の裏ゴマージュし、そのまましばらくパックする方法。
「冬なら、色が染まるヘンナでも大丈夫じゃない?」と友人。
ヘアカラーのついでにやってみたら、足の裏が真っ赤に!
ガンコな角質には数回繰り返す必要があるとのこと。
冬の間のお手入れにはいいかもです。
素足にサンダルの時期だけでなく、一年を通して気になるのは、足のムレや臭い。
足のムレ&臭い対策も、ハーブが強い味方です。
セージ、オーク、フキタンポポ、ホワイトウィロウなど、制汗作用や消臭作用のあるハーブの足浴がおすすめです。
足浴が面倒であれば、これらのハーブのインフュージョン(浸剤・煎剤)で足をふくだけでもOK。
冷蔵庫で冷やしたインフュージョンを使えば、ほてった足もひんやり。
ティッシュや大判サイズのコットンで、お出かけ前や帰宅時に足をふきます。
インフュージョンをしめらせたコットンなどは、チャック袋に入れて携帯もできます。
外出先でもひとふきでき、足元すっきりです。
このインフュージョンをスプレー容器に入れて、消臭スプレーとして使う方法も。
すがすがしいハーブの香りで、気持ちも爽やかになりますよ!
モロッコ美容で、かかとツルツル、臭いをシャットアウトして、美しい足をキープしましょう。
制汗と消臭にセージの足浴
爽やかな香りのセージは殺菌作用でも知られています。
3つのハーブの足浴で嫌な臭いをシャットアウト