イスラム庭園5:シェラ(モロッコ・ラバト)

深緑の中に浮かぶ古色を帯びた大理石とタイルの塔。アブー・ハッサン王が建てたミナレットは、モロッコの美しい建造物のひとつ。階段を降り、小道に沿って、静かな谷を下っていくと、道の両脇には、バラ、いちじく、オリーブ、バナナの木が密生しています。

イスラム庭園4:ザフラー宮殿(コルドバ)

コルドバから西へ13キロメートルのところあるザフラー宮殿。アブド・アッラフマーン3世により建設され、後ウマイヤ朝の最高傑作といわれています。白い大理石の壁に花びらを模して嵌め込んだ赤い大理石、複雑に絡み合う唐草模様の浮彫など優麗な装飾です。

イスラム庭園3:アルカサバ(マラガ)

マラガの小高い丘にそびえる、ひときわ目立つ巨大な建物アルカサバ。アドリアナ広場から階段を上り城、イスラム美術館となっている城へ。途中にローマ時代の劇場跡はあるが、庭園はない。それでも、深い緑とブーゲンビレアの赤い花が砂色の城壁映え、みごとな景観。

イスラム庭園2:サラ遺跡(ラバト)

植物が勝手気ままに茂っているようだが、サラ遺跡はモロッコの国立公園。古代ローマの都市国家は、モロッコの首都ラバトのサラ遺跡にその面影をとどめています。フォラム(公共広場)の土台、アーチ型に装飾した商店、神殿跡やメイン道路なども残存します。

イスラム庭園1:パティオ祭り (コルドバ)

5月初めに開催されるスペイン・コルドバのパティオ祭りは、優秀な中庭を選ぶコンクール。エントリーした家庭の中庭が一般公開され、観光客もたくさん訪れる人気のイベント。アンダルシアに中庭を伝えたのはローマ人といわれ、イスラム文明の影響も受けています。