酵母エキス配合のスキンケア化粧品が話題になっていますね。
酵母には美肌効果があるといわれ、特に、若々しい肌を保つアンチエイジングの働きが期待されています。
モロッコ美容では、ビール酵母をパックに利用します。
ビール酵母の効能と使い方
ピール酵母は、タンパク質(アミノ酸)が豊富。さらに、ビタミン、ミネラル、核酸、システインペプチドといった成分が含まれています。
体の生理機能を整えるビタミンB群をはじめ、必須アミノ酸、カリウムやリンなどのミネラル、食物繊維などがバランス良く含まれています。
古代エジプト時代、ビール酵母は強壮剤や下剤として用いられていたそうで、古代ギリシャのヒポクラテスは、医療に使っていたといいます。
栄養豊富なビール酵母は、疲労回復や免疫力の向上、血圧降下などの効果で知られています。
また、有効成分であるグルタチオンには抗酸化作用があり、老化を防ぐといわれています。
整腸作用も期待され、ダイエット食品としても注目されています。
ビール酵母は、スキンケアにも適しています。
皮脂分泌のバランスを整える働きがあり、また、くすみを取り除き、透明感のある肌を作るといわれています。
ビール酵母の手作りパック
ベタつく肌にビール酵母のガスールパック
肌の古い角質を取り除く、軽いゴマージュ効果もあるパックです。

ビール酵母とローズウォーターのパック
くすみのない透明な肌を作るパックです。
汚れを落とし、過剰な皮脂腺分泌物を取り除きます。

余談ですが、モロッコのビール事情を。
モロッコはイスラム教徒が多く、アルコールを飲まないのでは?
と思う方もいるかもしれませんが、お酒を飲む人もけっこういるのです。
ネットで見つけました情報によると、モロッコのひとり当たりのビール消費量は年間2.5リットル。
アルジェリアは年間ひとり当たり4リットル、チュニジアは10リットルなので、他の北アフリカの2つの国に比べて、モロッコのビール消費量は決して多くはありませんね。
2013年のモロッコ国民の年間のアルコール消費量は1億3000万リットル。
ビールは8000万リットルで、全体の44%を占めています。ちなみに、ワインは36%です。
ただ、モロッコのビール消費量は減少傾向にあり、2009年には1億リットルだったのが、2012年には8000リットルに減りました。
モロッコのビールとしては、「カサブランカビール」が知られています。

